自まつげを成長させる「まつ育」のために、まつ毛育毛剤・美容液の使用を検討する人が増えています。適当に選んでは後悔することになるかも…。まつ毛育毛剤と美容液は混同されがちなのですが、実は働き方が違います。本記事では、まつ毛育毛剤と美容液の違いや、育毛剤の気になる副作用、注意点についてみていくことにしましょう。
目次
育毛剤とまつ毛美容液の違い
よく「オススメのまつ毛美容液」なんてランキング記事がありますが、まつ毛育毛剤をランキングに入れているケースが多いです。美容液と育毛剤を混同している方も多いかもしれません。それぞれの違いを簡単にご紹介しますね。
まつ毛育毛剤
まつ毛育毛剤は「医療品」に分類されます。まつ毛育毛剤に含まれる主成分「ビマトプロスト」はもともと緑内障の治療薬として使用されていたためです。
緑内障の治療目的で使用していた人達から、「まつ毛が長くなった・太くなった・密度が増えた」などの報告が相次ぎ、2008年には、アメリカ食品医薬品局(FDA、日本の厚生労働省にあたる機関)が、ビマトプロストを、まつげを長くする美容目的の成分として承認しました。
ビマトプロストは、まつ毛の毛包(根元に部分)にあるプロスタミドaF2を活性化させます。すると、まつ毛成長期が長く続きやすくなり、コシ、太さ、長さのあるまつ毛の育成に役立つというワケなんですね。
日本では「ビマトプロスト」は医薬成分なので、医師の診療・処方なしに手に入れることはできません。ただ、ジェネリック薬品が出回り、海外から簡単に個人輸入・購入ができてしまいます。
医薬品なので、もちろん刺激は強く、副作用もあります。
まつ毛美容液
まつ毛美容液には、育毛剤に含まれるような医薬成分は含まれていません。まつ毛・皮膚を保湿して、栄養を与える目的で使用されます。なので、育毛剤のように直接的なまつ毛を伸ばす働きはありません。
・まつげのダメージを補修する
・抜けにくくする
・元々あるまつげを強くする
・まつ毛の土台を整えることで、まつ毛の成長を促進させて長さを伸ばす
などの働きが中心になります。
気を付けて!育毛剤には副作用アリ!
まつ毛育毛剤は「医薬品」です。以下の様な副作用が報告されています。
副作用1:まぶたがくぼむ
「気が付いたらまぶたがくぼみ、老け顔になっていた」なんて口コミもある位です。まぶたは一度くぼんでしまうと、そう簡単にもとに戻るものではありません。使用量、使用方法に十分注意したいものですね。
副作用2:色素沈着
有効成分のビマトプロストにより、メラニンの生成が活発になります。そのため、使用を続けていると目元が茶色っぽくなり、クマが目立つように感じる方もいるようです。
まつ毛育毛剤を使用するならば、クリームやバセリンなどでまつ毛の周り(まぶた)を保護して、下まつ毛への使用を避けるようにしましょう。
作用3:目に異常が生じる
目に入ると充血・かゆみなどを起こす可能性があります。
どうしてもまつ毛育毛剤を使用したい!オススメのまつ毛育毛剤
まつ毛美容液には、まつ毛をダイレクトに伸ばす直接的な効果はあまり見込めません。使用を続けていけばまつ毛の成長に必要な土台が整うので、まつ毛が長くなる可能性は十分にあります。
ただし、「できるだけ早くまつ毛を伸ばしたい!元からないまつ毛を生やしたい」と言う時には美容液では足りないでしょう。となると育毛剤を検討する方も多いと思います。ですが育毛剤は医薬品なので副作用が気がかりです。少しでも安心して使えるまつ毛育毛剤をご紹介します。
副作用の心配が少ない育毛成分を使用しているかチェックしよう
ビマトプロストを配合した育毛剤では、副作用が出る可能性が高いです。より副作用の少ない育毛成分を配合したまつ毛育毛剤を選択しましょう。以下に、ビマトプロスト以外の医薬品に部類されている成分を含むもの、美容液に近い成分でできているけれども育毛効果が高いまつ毛育毛剤をピックアップしてみました。
・ディアベラ
ミリストイルペンタペプチドという、ケラスチンを刺激することでまつ毛の育毛効果を高める成分を配合。
・リバイタラッシュ アドバンス
・ラッシュセラムEX
パンテノールと言う毛母細胞を活性化する成分を配合。
・リバイブラッシュ
キャピキシルという最新の育毛成分を配合。
・エクストラビューティー アイラッシュトニック
ピロリジニルジアミノピリミジンオキシドという、ミノキシジルの3倍もの育毛効果があると言われる成分を配合。
必ず正規品であることを確認する
例えば、まつ毛育毛剤で有名な「リバイタラッシュ アドバンス」では、旧製品には「ビマトプロスト」が使用されています。また人気な品なので、偽造品も多く出回っているようです。
破格で販売されている品には手を出さないようにし、必ず値段が高くても正規品を購入するようにしましょう!
最後にアイディー銀座より一言
混同されがちな、まつ毛育毛剤と美容液の違いについて紹介しました。「医薬品成分を含むか、含まないか」が最大の違いです。
ひと昔前までは「ビマトプロスト」を配合したまつ毛育毛剤が主でしたが、現在では他の育毛成分を配合することで、より副作用の可能性を減らす工夫がされています。とは言っても100%安全な成分というものは存在しません。
いくつか、オススメの品をご紹介しましたが、まつ毛育毛剤を使用するときには、輸入したものを使用するのではなく、しっかりと医師のコンサルトを経て、まつ毛育毛用として処方される育毛剤を使用すると安心です。
「まつ育のための美活が逆効果になった」なんてことのないよう、しっかりとリスクを知り、適切な育毛剤を選び取ってみてくださいね。
当店アイディーでは、安全面を考慮し、育毛剤よりも美容液を使用したまつ育をお勧めしております。サロン専売美容液も用意していますので、お気軽にお問合せ下さいませ!