眉毛は第一印象をガラリと変える大切な部位です。
例えばカーブの強い細い眉毛となると、キツイ印象に。
反対になだらかでシャープ、ある程度太さのある眉毛にするとエレガント・上品なイメージに。
太目ラインで描けばボーイッシュにと、ちょっと変えるだけで様々な印象を作り出せてしまうパーツでもあります。
「その大切さを知ってはいるけれども、理想の眉毛が分からない」というお客様に何度もお会いしてきました。
そんなお悩みに応えるべく、今回は理想眉の作り方をご紹介させて頂きたいと思います。
是非、参考にしてみて下さいね。
目次
まずは基本の用語から
眉毛を整えるにあたって必須の用語を幾つかご紹介させて頂きます。バランスを決める大切なポイントですので、しっかりと覚えてみましょう。
・眉頭
眉毛の鼻に近い部分。
・眉山
眉毛をグッと上げた時に、持ち上がる部位。
・眉尻
眉毛の輪郭に近い、一番外側。眉毛を描く際に細くなっていく部位です。
眉毛・瞳の理想の黄金比
次に、黄金比を抑えて理想の眉毛のイメージを作ります。定規などを使って直線を作り、鏡で確認してみて下さいね。
眉毛の黄金比
・眉頭
小鼻のカーブが始まる、ノーズデャドウの延長線上=小鼻と目頭の延長線上を起点とします。
・眉山
黒目の外側のライン上に来るようにします。又は、眉を3等分したとき、眉頭から2/3の位置と意識してみましょう。
・眉尻
小鼻と目尻の延長線上までにします。
瞳の黄金比
・白目:黒目:白目=1:1:1が理想。
・眉下~目上:目上~目下=1:1が理想
眉毛と瞳の黄金比を元にすれば、意外と簡単に整えるべき形が見えてきますよね。
輪郭に合わせたお勧め眉タイプ
黄金比を抑えて、眉毛を描く際の目安とする事はとても大切ですが、「輪郭に合わせたスタイルの考慮」もまた大切です。
顔が小さい
太目よりも細目がお勧め。
顔が大きい・両目の間隔があいている
両眉の間隔を気持ち狭目にする。
両目の間隔が狭い・やせ形・面長
両眉の間隔を気持ち広めに取り、眉毛は目のラインと並行になるような、ゆるやかな線を心掛け、眉の下ラインだけでアーチを作るようにすると綺麗に決まります。
目が小さめ
くっきり眉毛がお勧め。目が強調されて大きく・セクシーに見えます。
アメリカで人気の歌手であるヴァネッサ・ハジェンズの眉毛も、この効果を狙っているのかも知れません。
カット&理想の眉毛の作り方
黄金比を抑え、輪郭に合わせたイメージをつかんだら、アイブロー・ブラシ(又はコーム)・眉毛専用のはさみを用意して、早速理想の形に眉毛を整えて行きましょう。
ステップ①アウトラインを決める
黄金比に合わせて、眉頭・眉山・眉尻を意識しつつアウトラインをペンシルで描いていきます。
※切り過ぎを防止する為に塗りつぶさない事。又は3点に印をつけるだけでも大丈夫です。
ステップ②カット
コームで眉毛をとかし毛並みを揃えます。
アイトラインの外に出ている毛はここでカット。次に長さを整えて行きましょう。
コームを使って飛び出した毛をカットする方法が主流ですが、特に初心者の方の場合は注意してみましょう。切りすぎるという事態になりかねません。
お勧めは、コームやブラシで挟まず、アウトラインからはみ出る毛だけ・ボリュームのありすぎる部分のみをカットして行く方法。
コームでとかし、垂れる事のないように長さを整えて行きます。
はさみの刃を、切りたいラインと平行にしてカットしていくと自然な仕上がりになります。
ステップ③眉毛を描く際のワンポイントアドバイス
眉頭・眉山・眉尻の3点を抑えて、眉毛を描いていきましょう。その際には以下のポイントに気を付けてみて下さいね。
▪出来る限り、元の眉毛を活かす
初心者の方の場合、眉頭や眉の上のラインはあまりいじらない方が良いかも知れません。
この部分は、骨格や筋肉に合わせて生えてくる毛の為、最も不自然になり易く、失敗が目立ちやすい箇所となります。
伸びすぎた場合などに、長さを整える目的でカットする程度にしてみましょう。
ペンシル等で形を変えるのも避けた方が無難です。
▪眉毛の下のラインは、目の上のラインと並行になるようにすると(あまり眉山を釣り上げすぎない)目と眉毛の距離が縮まり、美人顔に。
自然な感じに仕上がり易くなります。
▪眉頭の下と眉尻のフィニッシュポイントが同じ高さになるか、眉尻が2ミリ位高いと綺麗に見えます。
▪眉頭はペンシルで描くと不自然になりがちですので、必ずぼかすか、パウダータイプのアイブローを使用してみましょう。
要注意ポイント
・眉山が高すぎたり、カーブが出すぎると、キツイ印象となってしまいます。
・カーブが直線的である程、知的でクールな印象となります。
・眉毛が短いと顔が大きく見えるケースがあります。
・眉毛が細すぎるとキツイ印象に。反対に太すぎると強い印象を与えがちです。
要注意を抑えた、イメージ別眉毛の長さ・眉山のポイント~上級者編
エレガントで自然な眉毛
→少し長めにして、眉山のカーブをなだらかにするように意識してみましょう。
若々しい印象の眉
→少し短めに描く。
知的な印象
→直線を心掛けてみます。眉山は比較的はっきりと出して行きましょう。
最後に銀座eye:Dより
いかがでしたでしょうか。
眉毛はメイクの中でも一番難関と言われる部位ですから、お悩みを抱えている方も多いようです。
今回ご紹介した黄金比は、「基本」であり、顔のパーツ・印象・輪郭などを考慮すると、黄金比は個人によって若干異なってきます。
ご自身で整えられる場合は、まずは基本を押さえ、鏡とにらみ合いっこしながら、理想の眉に近づけてみましょう。
「今の眉毛とは全く違う形が欲しい」・「なんだかしっくりこない」。そんな時には是非eye:Dをご利用下さいませ。
眉毛・まつげのスペシャリストが、お客様に合った理想の眉毛をご提案させて頂きます。
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